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ロシアからのお客様

[2016年7月4日]

去る6月21日の午前外来終了後、ロシアから25名のドクターが見学に来院されました。職員全員はじめての経験で、緊張の面持ちでお迎えしました。簡単な挨拶はロシア語で出来るようにと皆、必死で覚えました。直前まで院内のあちらこちらで飛び交う拙いロシア語が微笑ましかったです。大型バスで到着されて皆さまが降車する場面にさえ見惚れてしまった私は…、ミーハーかもしれません。とにかく、緊張の一言でした。待合室が外国の方で満員になる機会は、これが最初で最後だと思います。

院長が英語で作成したスライドを熱心にご覧になっていました。ロシアでは女性医師の割合がとても高いそうで、見学にいらしたドクターのほとんどが女性でした。皆さまがスライドを一心に見つめている様子は映画のワンシーンのようで、暫し見入ってしまいました。スライドでの説明の間も次々と質問が投げ掛けられて、特にC型肝炎のインターフェロンフリー治療の部分ではかなり興味深く耳を傾けておられました。質疑応答も一番活発だったように思います。何百万円も掛かる治療ですが、国の助成制度があるので個人負担は少額で済むお話をしますと、日本国籍を取得するにはどうすればいい?…と云う冗談まじりの質問なども交わされていました。

スライド説明の後は院内を見学されました。特にCTを食い入るように見つめておられて、院内の医療機器の写真を撮る音がまるで合奏のようでした。

短い時間での見学でしたが、私ども職員も貴重な体験をさせていただきました。世界における日本の医療水準の高さを改めて実感した一日でした。これからも、より資質の高い医療従事者を目指していきたいです。

  スパスィーバ!(ありがとう!)

 

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